Part2
牛肉の部位を知る
料理を楽しくする知恵袋
肉の部位には特徴があり、それぞれ料理に適した使い方があります。料理に合った部位を使って楽しく料理しましょう。
- ネック
- すねに次いで堅い部位です。シチューやスープに、ひき肉としてハンバーグなどに最適です。
- かた
- 脂肪が少ない赤身の部位です。スープの出汁をとるのに最適です。
- かたロース
- ほどよく霜降り状に脂肪が分散しています。ロース特有の牛肉らしい、厚みのある旨さが味わえます。すき焼き、しゃぶしゃぶのほか、角切りにして煮込み料理にも使えます。
- リブロース
- すき焼き、ローストビーフ、ステーキなど、どんな肉料理にも使えます。
- かたばら
- やや堅めですが、肉厚なのが特徴です。カルビ焼きに最適です。
- サーロイン
- やわらかく、深い味わいがあります。ステーキにも、薄切りしゃぶしゃぶにも向いています。
- ともばら
- 赤身と脂肪が層状になっていて、やや堅めの部位です。ショートリブなどの骨付き肉料理に最適です。
- ヒレ
- 部位のなかでもっともやわらかい肉で、脂肪がほとんどありません。過度の加熱に弱いので、ステーキにするときには火加減に注意しましょう。
- うちもも
- きめが粗く、脂肪が少ないのが特徴です。酢、酒、油、香辛料などが浸透しやすいのでコールドビーフやたたきにするといいでしょう。
- しんたま
- 脂肪が少なくやわらかい部位。脂肪を控えたい人にはおすすめです。
- ランプ
- やわらかい赤身肉で、上質のものはタルタルステーキなど生食にも使われます。
- そともも
- ももの中では、一番きめが粗く、脂肪が少ない部位です。細切りはビーフストロガノフに使うといいでしょう。
- すね
- 色合いの濃い、赤身肉です。弱火で煮込むと独特の旨味が溶けだします。煮込みやスープに最適です。
- タン
- 脂肪が多く堅めの肉ですが、煮込むとやわらかくなります。すぐに傷んでしまうので、鮮度のよいものを買いましょう。
- レバー
- やわらかい肉で、ビタミンA、B群、鉄分を多く含んでいます。調理する前には必ず血抜きを。
- テール
- 高たんぱく質でコラーゲンが多く含まれています。長時間煮るとコクのあるスープができます。

【牛肉の部位】
- Part.1知っておきたい「和牛」の種類
- Part.2牛肉の部位を知る
- Part.3肉の格付けって知っていますか?
- Part.4だからこの肉を選びました